ノアの杉浦貴率いる「杉浦軍」の中村大介(41)が、ユニットとしても自身としても初となるRIZINでの勝利に力をこめた。
格闘技イベント「RIZIN.31」(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で、新居すぐると対戦する中村は前日計量に臨み、リミットちょうどの66キロでクリア。65・80キロでクリアした新居とフォトセッションでにらみ合い、闘志をみなぎらせた。
かたくなにUWFのスタイルを貫き続ける元DEEPライト級王者は「20年やってきたプロレスのスタイルを、ここ5年くらいは極めたいと思ってやっているので。ノアさんでも、RIZINに出ても、同じ勝負、戦い方で試合をしていきたいです」と意気込んだ。
さらに「今、ノアとRIZIN、両方に出ている選手は自分しかいないと思う。それが自分のアイデンティティだと思う」と爪あとを残すべく闘志をみなぎらせた。
今年2月のDEEP東京ドームシティホール大会ではフェザー級王者の牛久絢太郎に2Rヒザ蹴りで勝利した。その後、タイトルのかかったリマッチでは判定負けを喫したものの、その牛久は今大会メインでRIZINのフェザー級王者・斎藤裕に挑戦する。
つまり、中村もこの初戦の戦い方と結果次第で斎藤に朝倉未来、クレベル・コイケなど、タレントの揃うフェザー級のタイトル戦線に食い込むことになるのが確実だ。
それだけに「チャンピオンになりたいと思ってやっているので、当然目指したいですよ。(RIZINの)フェザー級のタイトルをひっさげれば、ノアでもベルトとか、大きいことを言う資格が出てくると思うので」。
史上初のRIZIN&ノア2団体王者を目指し、まずは杉浦軍にRIZIN初勝利をもたらしたい。