欧州進出の中国企業、コロナ禍の20年も増収確保

© 新華社

欧州進出の中国企業、コロナ禍の20年も増収確保

21日、オーストリア・ウィーンで開かれた中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の新製品発表会。(ウィーン=新華社記者/郭晨)

 【新華社ブリュッセル10月23日】欧州連合(EU)に進出する中国企業を支援するEU中国商会(CCCEU)とドイツのコンサルティング会社ローランド・ベルガーはこのほど、共同でまとめた年次報告書で、EUで事業を展開する中国企業の昨年の業績について、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けながらも増収を確保したと発表した。

 報告書によると、中国企業が昨年、EUで生み出した売上高は前年比1.4%増の1503億ユーロ(1ユーロ=約132円)、創出した雇用は1万人増えて32万人に上った。欧州特許庁への出願件数は10.0%増の1万3千件。分野別ではデジタル通信、コンピューター技術、電力機械・機器・エネルギーが上位を占めた。報告書は、中国企業が現地に優れた技術を持ち込み、生産や研究開発を展開することで欧州製造業の高度化が後押しされているとの見解を示した。一方、EUのビジネス環境は、中国企業の不安の高まりを受け、総合スコアが2年連続で低下した。

 同商会の徐海峰(じょ・かいほう)会長は記者発表会で、世界貿易が縮小する中、中国経済のいち早い回復と欧州の旺盛な需要が中国・欧州間の貿易拡大につながったとした上で、双方の市場の相互補完性が十分に示されたと指摘した。EU中国商会は2018年8月、ベルギーのブリュッセルで中国の対欧州経済貿易活動の促進を目的に設立された。