古舘伊知郎、政治的な話題も扱う論客に成長した田村淳を絶賛「全面託しました」

23日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳の成長を、フリーアナウンサーの古舘伊知郎が絶賛した。

番組では、「今週のすごい人」のコーナーにゲストとして古舘が登場し、自身のMC論や『報道ステーション』(テレビ朝日系)で初代キャスターを務めたときの心境などを語った。

その際、古舘が「勝手なんですけど、淳さんすごいなと思うのは」とかつて自身がMCをしていた『おしゃれカンケイ』(日本テレビ系)で淳がゲスト出演したときの話を回想する。

古舘は「そのときメインで話したネタ、『街角の女性ナンパ術』ですよ!『古館さん、だからダメなんだアンタは! 眼、見る! 見て、向こうがどう逸らしたとか、あるでしょ!』みたいな人心掌握術を、ナンパのお作法で教わったんですから」と明かし笑いを誘う。

しかし、ただの笑い話ではなく、理論に基づいていたことから古舘は「めっちゃ面白かったそれが、街角ジャーナリストとして」と褒め、「それが徐々に、政治的な発言をされる、そしてそれがハマる。ゆったりと優しく一般の人に分かるように語るというのが、僕なんか比較にならないくらい素晴らしい成長ぶりだよ」と今や政治的な話題のコメンテーターとしても、実力を見せる淳の成長を絶賛したのだった。

その話を聞いた淳は「政治に関心あるので、自分の言葉で伝えたいと思うんですけど。『昔そんなチャラチャラしてたやつが、政治なんか語るんじゃない!』ていうお叱りもまだ受けるんですよ」と明かし、「だけど、でもさっき古館さんが言ってた通り、人間って成長していくんだから、僕の成長する姿見て下さいって気持ち喋ってます」と思いを語った。

また、ニュースキャスター未経験だった古舘が『報道ステーション』初回放送時に「すいません、キャスターじゃなくて。これからキャスターになっていきます」と挨拶を兼ねて決意表明し、批判を受けたという話を聞いた淳は「最初の『報道ステーション』の一言は、僕はどこかで使いたいくらいです。『今からそう変わっていきますから。どうか暖かく見守ってください』。それでも矢が飛んでくることを、きちんとその矢を受け止めるということを。なんかそこが大切なんだなって」と話した。すると古舘は「うわ、嬉しい、全面託しましたそれ。私は辞めてしまいましたので」とニュースキャスター淳の誕生に期待を寄せたのだった。

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