初ポール獲得の笹原右京「ベストを尽くせば自ずと結果は付いてくる」【第6戦GT500予選会見】

 オートポリスで開催されている2021スーパーGT第6戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』。10月23日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得したRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの笹原右京と大湯都史樹が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。

大湯都史樹

Q1担当/ベストタイム:1’31.389

「ここまで来ることに非常に苦労しました。今年も予選2番手は獲れていましたが、本当に惜しいところでポールポジションを逃す予選が多かったです。そのなかで、まず予選Q1、Q2ともにトップタイムを出すことができたというのは本当にうれしく思いますし、このチームが徐々に『力を付けているんだぞ』というところを見せられて本当に良かったなと思います」

「今回の予選でポールポジションを獲得することができて本当に良かったなと思いますが、ただ僕らとしては、今回は予選というよりは決勝を改善するべく臨んできているレースになるので、そのあたりはいろいろと改善してきました。もちろんダンロップさんを含め、かなりいろいろとやってきているので、レースペースも改善しているぞというところをぜひ見てもらえたらと思っていますので、応援よろしくお願いします」

大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)

笹原右京

Q2担当/ベストタイム:1’31.770

「Q1では大湯選手が素晴らしいアタックを決めてくれて、仕上がりの良さは朝の公式練習から確認ができていました。Q2に関しては、多少Q1からのフィードバックで『どうしよう…』というところのディスカッションがあったのですが、最終的には(チームが)クルマとタイヤを信じて本当に踏み込んでいける状態を作ってくださったので、僕自身に関してはいつもどおりのアタックをするだけという状態でした」

「アタック自体はそれぞれ改善できる箇所がたくさんありますが、こうしてチームがQ2を任してくれて、そういった期待を背負い、チームがRed Bull MUGENになってからポールポジションを獲得するまで本当に長い道のりだったので、ひとまず結果で恩返しをすることができて良かったなと思っています」

「明日はポールポジションからスタートできるということなので、当然決勝に向けた期待値は高まると思いますが、まずはみんながベストを尽くせるような状態を作ってからレースに挑みたいなと思っています。その結果がどうなるかは分かりませんが、ベストを尽くすことができれば自ずと結果は付いてくると思うので、そこはしっかりとやっていきたいです」

「また、2年ぶりのオートポリスでの開催ということで、僕らはGTマシンでオートポリスを走るのは今朝の練習走行でが初めてでした。ですが、そういったこともあるのでレースはどうなるか分からないですし、最後まで僕たち16号車でストーリーのようなものを作っていければと思っています。そして次に繋がる一手を見つけたいなと思っています」

笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)
2021スーパーGT第6戦オートポリス 予選後会見に出席したドライバーたち

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