「救う会」署名活動 4か月ぶり再開 新潟 拉致被害者の早期救出求め

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「救う会新潟」が約4カ月ぶりに再開した署名活動=23日、新潟市西区

 北朝鮮による拉致被害者と家族を支援する市民団体「救う会新潟」は23日、新潟市西区の新潟ふるさと村で早期救出を求める署名活動をした。新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあることから、約4カ月ぶりに活動を再開した。

 救う会新潟は大規模なイベントに合わせて署名活動を行ってきたが、感染が拡大した昨年以降は活動抑制を余儀なくされた。感染禍前は年間8千人ほど集まっていた署名は昨年約1300人に減ったという。

 会場には、新潟市で拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=が、母早紀江さん(85)の着物に初めて袖を通したときの写真を使った啓発ポスターを掲示。写真は昨年6月、87歳で死去した父滋さんが撮影したものだ。

 会のメンバーは感染対策として署名台にビニールシートを設置。2時間ほどで県内外の400人の署名が集まった。署名した魚沼市の郵便局員女性(35)は「最近は拉致問題が全く進展しておらず、署名をしなければと思った。拉致で家族と急に会えなくなるなんて、考えるだけでも涙が出る」と話した。

 救う会新潟の高橋正会長(85)は「ウイルス禍で活動ができず、拉致問題が風化してしまうのではと、もどかしい思いだった。多くの人に署名してもらい、ありがたい」と語った。