巨人・山口オーナー V逸要因は「補強に失敗。戦力の上積みが全くできていない」

巨人・山口オーナー(東スポWeb)

巨人・山口寿一オーナー(64)が23日、本拠地最終戦となったヤクルト戦(東京ドーム)の試合後に報道陣に応対し、リーグ3連覇を逃した原因を分析した。

山口オーナーはまずは「大事な勝負どころで勝てなくなってしまって優勝争いから脱落した。ファンの皆さんに大変申し訳なく思っております」と謝罪。一時は首位にも立ったが、9月以降に失速し、今月はドロ沼の10連敗も喫した。その要因に挙げたのは「戦力の補強に失敗したというのが大きな要因だと思っていますね。投打にはそれぞれ波があるので、その波をどうやって補い合っていくか。今年に関しては去年から戦力の上積みが思うように(いかなかった)というか、全くできていなかった。その(補強の)失敗が露呈したのではないか」とした。

新外国人選手ではテームズ、スモークがシーズン途中で退団。緊急補強したハイネマンもすでに帰国し、起爆剤とはならなかった。FAでも梶谷は故障続きでシーズンを通じた戦力にはなれず、井納は長らく二軍生活。物議をかもしてトレードで獲得した中田も打率1割台に低迷している。

山口オーナーは「これはもう球団全体として受け止めなければならない」と厳しい表情で話した。

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