絶体絶命!ロシア人ボクサーが“殺人ヒグマ”に襲われ応戦 ナイフでとどめ刺す

よい子は真似しないでね(写真はイメージ・東スポWeb)

勇敢なロシア人ボクサーが熊をTKOだ。米「ニューヨーク・ポスト」によると、ボクサーのイリヤ・メドベージェフ(23)が獰猛なヒグマに襲われながらも、銃で応戦し、最後はナイフでとどめを刺したと報じた。

メドベージェフは2019年、軍隊ボクシング選手権大会64キロ級覇者。友人とシベリアのイルティシュ川で釣りをしていたところ、ヒグマに襲われた。現場近くにいた仲間が悲鳴を聞き、彼らを助けようと現場に向かうと、ヒグマはすでに1人を殺害。メドベージェフに襲いかかっていたという。メドベージェフは銃で4発打ち込んだが効果はなく、熊は銃を奪いとった。

絶体絶命の大ピンチ。普通の人間なら負けを認める状況だが、相手は勇敢なボクサーだった。メドベージェフは立ち向かい、ナイフでグサリとひと刺し。返り討ちにしてみせた。

さすがに無傷では済まず、メドベージェフはすぐに病院に搬送。現在、頭と体に裂傷を負い、集中治療を受けているという。

国際ボクシング協会のウマル・クレムレフ会長は、ロシア「タス通信」に、ボクサーの治療費を負担することを明言している。

勇敢なボクサーの、一刻も早い回復が望まれている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社