新造船クイーンコーラルクロス 女性視点でグッズ開発中 船のパッケージにお菓子、ロゴ入りマスク 鹿児島-奄美・沖縄航路

新造船をかたどったパッケージに菓子を詰めたグッズ。煙突部分は組み立て式になっている

 鹿児島-奄美・沖縄航路のマリックスライン(鹿児島市)の女性社員が、11月20日の新造船「クイーンコーラルクロス」就航を盛り上げようと、グッズ開発に取り組んでいる。旅先での買い物で主導権を握るとされる女性の視点を生かそうと9人でチームを編成した。

 これまでに、新造船をかたどったパッケージに菓子を詰めた土産品を考案した。船の煙突部分をペーパークラフトのように組み立てられる作りにし、子どもが楽しめる要素を盛り込んだ。菓子はパイナップルとサツマイモのケーキで、何度も試作を重ね完成させた。

 会社の頭文字「M」を基にした新しいロゴ入りの布マスクも作製。ロゴは世界自然遺産に登録された奄美に生息する希少動植物の姿をちりばめたデザインだ。新造船のシルエットをあしらったマスクも用意した。

 いずれも船内で販売予定。チームをまとめた旅客営業部の吉永しおりさん(34)は「部署の垣根を越えて話し合いができた。新造船就航へ向けて、船旅を楽しむグッズをまだまだ増やしたい」と意気込む。

マリックスラインの新ロゴマークが入ったマスク

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