中越地震17年 教訓次代へ 長岡などで追悼の催し

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中越地震の記憶をつなごうと白い風船を空に放つ住民ら=23日午後6時30分ごろ、長岡市山古志竹沢

 68人が犠牲になった2004年の中越地震から17年となった23日、新潟県長岡市や小千谷市などで追悼の催しが開かれた。発生時刻の午後5時56分に合わせ、参加者が黙とう。全国から受けた支援に感謝し、震災の記憶を次世代につないでいく決意を新たにした。

 中越地震は04年10月23日、旧川口町(長岡市)を震源に発生した。マグニチュード6.8、最大震度7を観測。住宅被害は約12万棟、一時は10万人以上が避難した。

 全村避難を経験した旧山古志村(長岡市)の山古志体育館前では、住民団体「小さな山古志楽舎(がくしゃ)」が催しを開いた。震災当時の住民数と同じ約2200個のあかりがともる中、「希望の鐘」とともに約300人が黙とうした。

 山古志小、中学校の子どもたちが、地域への愛着や支援への感謝の気持ちを歌とメッセージで披露。参加者が白い風船を一斉に夜空に放ち、拍手で見送った。

 地震翌日に生まれた地元の高校2年生(17)は「山古志は本当に良いところ。小さい頃から毎年参加しているので、ウイルス禍でも開かれてよかった」と話した。