2021年F1第17戦アメリカGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは8番手、角田裕毅は18番手となっている。
アルピーヌは、フェルナンド・アロンソがパワーユニットのエレメントを交換したことを発表した。ICE、TC、MGU-H、MGU-Kが4基目、ES、CEが3基目、エキゾーストが9基目となっている。気温28度、路面温度37度というドライコンディションで、現地時間13時にセッションがスタートした。
開始から10分ほどすると徐々にコース上のマシンも増え始め、まずはルイス・ハミルトン(メルセデス)がソフトタイヤで1分35秒814を記録した。レッドブル・ホンダはペレスが1分35秒633でハミルトンのタイムを上回る。再びハミルトンがトップに浮上するも、ようやくコースインしたフェルスタッペンが1分35秒207というトップタイムをマークした。その後ペレスが2番手に浮上し、レッドブルが一時上位を独占。3番手にはハミルトン、4、5番手にはフェラーリ勢が続く。
ガスリーはミディアムタイヤで走行を重ねるも、ターン9でのトラックリミット違反でタイムを取り消され、14番手でセッションの折り返しを迎える。角田はこの時点で1分36秒572をマークして8番手だ。フェルスタッペンはさらにタイムを縮め、1分34秒912を記録している。
トラックリミットでタイムを抹消されたボッタスは、セッション後半に1分34秒912と2番手タイムをマーク。フェラーリのカルロス・サインツが1分34秒805で全体トップに浮上、ランド・ノリス(マクラーレン)はサインツからコンマ1秒差の3番手に。さらに今度はペレスがサインツを上回ってトップに立つなど、セッション後半に入り多くのドライバーが自己ベストタイムを更新した。終盤にはフェルスタッペンやハミルトンがペレスを上回るも、それぞれターン19、ターン9のトラックリミット違反でタイムは抹消された。
このFP3ではほとんどのドライバーがソフトタイヤで走行し、予選やレースに向けてハードタイヤとミディアムタイヤを温存したようだ。ペレスがトップのままセッションは終了し、サインツが2番手、フェルスタッペンが3番手に。4番手以下ノリス、ボッタス、ハミルトン、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、ガスリー、ルクレール、エステバン・オコン(アルピーヌ)というトップ10となった。角田は18番手となっている。
■2021年F1第17戦アメリカGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. No. Driver Team Time Laps
1 11 S.ペレス レッドブル・ホンダ 1’34.701 13
2 55 C.サインツJr. フェラーリ 1’34.805 16
3 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’34.912 13
4 4 L.ノリス マクラーレン 1’34.945 13
5 77 V.ボッタス メルセデス 1’34.988 15
6 44 L.ハミルトン メルセデス 1’35.219 16
7 3 D.リカルド マクラーレン 1’35.345 11
8 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’35.398 17
9 16 C.ルクレール フェラーリ 1’35.688 17
10 31 E.オコン アルピーヌ 1’35.711 10
11 5 S.ベッテル アストンマーティン 1’35.851 18
12 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’36.023 9
13 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’36.062 20
14 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’36.118 8
15 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’36.252 16
16 18 L.ストロール アストンマーティン 1’36.392 13
17 14 F.アロンソ アルピーヌ 1’36.490 2
18 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1’36.572 16
19 47 M.シューマッハー ハース 1’36.671 15
20 9 N.マゼピン ハース 2’03.456 15