MLBネットワークのヘイマン記者はバーランダー獲得を予想
7年連続でプレーオフ進出を逃すことになった大谷翔平投手の在籍するエンゼルス。大谷、トラウトというスターを抱えながらも、プレーオフにも進めないチーム状況に、周囲からは今オフに的確な補強を行うべき、とする声が多くあがっている。
シーズン終盤には二刀流で大活躍した大谷が「勝ちたい」と発言したことで、米メディアの間でも、エンゼルスは補強に動かなければいけないとの指摘が続出。そんな中で、エンゼルスの補強戦略を各メディアが予想している。
MLB公式テレビ局「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は番組内で今オフにFAとなる大物選手たちの移籍先を予想。その中でアストロズのジャスティン・バーランダー投手の移籍先としてエンゼルスを挙げた。
メジャー通算226勝のバーランダーは2020年9月にトミー・ジョン手術を受け、今季は全休。来季に復帰する見通しとなっている。ヘイマン記者は「彼がロサンゼルスを気に入っていることを私たちは知っています。なぜなら(タイガースからアストロズに)トレードされたときに彼が行きたがっていたところだったからです。エンゼルスは投手が必要です。誰かを獲得しなければいけません。私は彼らがシャーザーを獲得できなければバーランダーを獲りに行くと予想します」と言及した。
「ブリーチャー・レポート」はクレビンジャーの復帰を予想
また、米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」は「2021年オフシーズンで起こるかもしれないMLBの現実的なトレード」とする記事を掲載。その中で、エンゼルスがパドレスのマイク・クレビンジャー投手を獲得すると予想している。
エンゼルスは今季、不安定な投手陣に苦しめられ、来季に向けての補強ポイントになっている。来季の先発ローテは未だに不透明で、記事では「エンゼルスはマーケットに非常に興味を示すだろう。彼らがローテーションを埋めるためには、経費的に有能な補強を少なくとも1つはしないといけない」と指摘している。
その中で浮上するのが、2011年にエンゼルスがドラフトで指名したクレビンジャーだという。2014年にトレードの交換要員として放出することになったものの、その後、インディアンスで2017年から3年連続で2桁勝利をマーク。パドレスに移籍した2020年オフに2度目のトミー・ジョン手術を受け、バーランダー同様、今季は全休となっている。
果たして、エンゼルスは大物投手の補強を成功させることができるのか。このオフの動きに注目が集まっている。(Full-Count編集部)