駐英中国大使館「英国は香港問題に口を挟むな」―中国メディア

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2021年10月23日、北京日報は、香港の地方議会で政治的な理由で多くの議員が資格を剥奪された件について、中国の駐英大使館が「香港問題を利用して政治をもてあそぶな」と英国政府を警告したことを報じた。

香港政府は愛国心や香港政府への忠誠心を示すことを議員に義務付けており、9月から各地方議会において議員による忠誠の宣誓式を実施した。そして、今月21日に議員の忠誠に関する調査結果を発表し、地方議会議員479人のうち1割以上に当たる49人の民主派議員による宣誓を無効と判断し、議員の資格を剥奪したことを明らかにした。また、宣誓式を回避するために260人が議員を辞職しており、300人以上の民主派議員が政治的な理由によって議員資格剥奪ないしは議員辞職に追いやられたことになる。

記事は、英国のトラス国際貿易相が21日、政治的な理由により香港地方議会議員が資格剥奪や辞職に追いやられたことに関心を示し、香港政府に対して言論の自由を守り、市民に対し政治の代表を選択する真の機会を与えるよう呼びかけたと紹介。22日に行われた中国の駐英大使館による記者会見で記者からこの件についての質問が出たと伝えた。

そして、同大使館の報道官が「英国政府関係者が再び香港問題について口を挟んだことは、中国の内政に対する干渉であり、断固として反対する」と批判し、香港の選挙制度に規定を設けて「愛国者が香港を治める」原則を履行することは、一国二制度を保ち、香港の民主政治制度の健全な発展を推進し、香港市民の各種権利、自由を一層保障して、香港の長期的な繁栄、安定を確保する上でメリットがあると主張するとともに、一連の措置が香港市民や国際社会から十分に評価、支持されていると語ったことを紹介した。

さらに、この報道官が「香港はすでに中国に返還されており、香港問題は純粋に中国の内政に属しており、外部からのいかなる干渉も容認しない。われわれは英国政府に対し、香港問題を利用して政治をもてあそぶことを止めるよう督促する」と述べたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻)