【フィギュア】女子GPシリーズ開幕から〝ロシア旋風〟 スケートアメリカSP上位独占!

アレクサンドラ・トルソワ(ロイター)

今季もロシア勢の独壇場か。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケートアメリカ(米ラスベガス)の女子ショートプログラム(SP)が23日(日本時間24日)に行われ、2019―20年シーズンにシニアデビューした〝ロシア三人娘〟の一人、アレクサンドラ・トルソワ(17)が77・69点で首位に立った。ダリア・ウサチョワが76・71点で2位、クセニア・シニツィナが71・51点で3位と続き、ロシア勢が上位を独占した。なお、日本の坂本花織(シスメックス)は71・16点で4位だった。

最終滑走者のトルソワはケガを押しての出場。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を回避して構成を落としたものの、全てのジャンプを着氷して堂々の首位スタートを切った。欠場の選択もあったが、北京五輪シーズンに懸ける意気込みが見えた。

層が厚い女子ロシア勢は今季デビューしたカミラ・ワリエワ、マイア・フロミフらもメキメキと力をつけている。日本のエース紀平梨花(トヨタ自動車)は右足関節骨軟骨損傷によりスケートカナダ(29日開幕、バンクーバー)を欠場。昨季に続いてGPシリーズ、北京五輪でロシア勢が席巻しそうな勢いだ。

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