NHK党首討論で立花党首が吠える「NHKは見たくない少数の声を認めるべき」

立花孝志氏(東スポWeb)

衆院選の投開票日(31日)を1週間後に控えた24日、NHKの衆院選特集で9党の国政政党トップによる党首討論が生放送で行われた。

各党首は口を揃えて、選挙での手応えを強調。自民党の岸田文雄総裁は「コロナ対応、経済対策を中心に国民の皆様の関心が高い。外交安全保障の関心も高まっている。自民党として責任を持って取り組んでいく」と話せば、立憲民主党の枝野幸男代表は「一人ひとりの暮らし、命を政治が下支えしなければいけないという訴えに当初想像していたよりも多くのご期待をいただいている」と話した。

NHKのスタジオ生放送で気合が入っていたのは「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の立花孝志党首だ。「『NHKをぶっ壊す!』というキャッチコピーのもと、国政政党になった。受信料問題は不公平。この問題をしっかり取り組んでいる。国民のほとんどがスクランブルしたらいいと望んでいる」と冒頭からエンジン全開だ。

ジェンダー平等、多様性のテーマでも「少数派の意見を認めるのが多様性の基本的な考え。NHK受信料問題で、(NHKが)いくら良い番組をつくっても『NHKのことが嫌い』とか、『見たくない』とか少数の声はしっかり認めていくべき」と訴えた。

続けて「諸派党構想で、いろいろな政治を志している政治団体に扉を広げている。不登校の問題、薄毛で困っているHAGE党、パチンコの問題を考えるパチンコ党などが参加している」とアピールしていた。

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