松本人志 誹謗中傷対策の人工知能導入に皮肉「コメント欄が必要かAIに聞いた方がいい」

松本人志(東スポWeb)

「ダウンタウン」の松本人志(58)が24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。ヤフーニュースの誹謗中傷対策に言及した。

ヤフーは19日からヤフーニュースにおける誹謗中傷対策として、記事のコメント欄を非表示にする新機能を導入。非表示は、人工知能(AI)が判定した違反コメント数などの基準に判断する。

現在もヤフーは1日あたりで約32万件のコメントが寄せられ、約2万件を削除しているというが、松本は「見ている側にしたら減っている感じはないけどね」と実感を明かした。

コメント欄の誹謗中傷対策にAIを導入することについては、「僕でも『あいつは昔、こんなことを言ってた』とかウソを書かれることがある。これがウソかどうかAIは分かってくれない。ここが分からないAIに任せても、完全に減らないだろうなと思います」と私見を述べた。

さらに「『AIはバカ』と書けば、消しよると思うんですよ。『AIはでべそ』と書いたら消すと思う。でも、松本がでべそがどうかはAIは分からないからね。ヤフーさんはそこまでしてコメント欄を必要としているのかどうかを、まずAIに聞いた方がいい」と皮肉を込めて語った。

もっとも松本自身はコメントを書き込む人について「まともなことを言ってる人もいっぱいいるんですよ」と評価。「なるほどね、とか捨てたもんじゃないなと思う人もいっぱいいる。ほんと一部なのかな。(コメント欄を)やめたらやめたで、違うコミュニティーで(誹謗中傷を)やるのかな」と残念がった。

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