競泳・萩野(小山出身)が現役引退 「悔いはない。やり切った」

萩野公介選手

 2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(小山市出身、ブリヂストン)が24日、現役引退を正式表明した。今夏の東京五輪が最後のレースとなった。

 都内で記者会見した萩野は「悔いはない。あのレースがこうだったらとかいろいろ思うが、それでもやり切ったという強い気持ちがあるため現役を引退します」と競技人生に終止符を打ったことを説明。今後については「いろいろなことにチャレンジしたい」と話した。来春から大学院のスポーツ関係の学部で学ぶ意向も明らかにした。

 萩野は作新学院高3年時に出場した12年ロンドン五輪男子200メートル個人メドレーで銅メダルを獲得。16年のリオ五輪では400メートル個人メドレーで日本人初の金メダル、200メートル個人メドレーで銀メダル、800メートルリレーで銅メダルなど数々の金字塔を打ち立てた。

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