味わう楽しさ小学生が学習 宮崎市・大淀小

 味わうことの楽しさを学ぶ「味覚の授業」は18日、宮崎市の大淀小(本部礼次郎校長、740人)であった。5年生127人が食への関心を高めた=写真。
 講師は、2015年のイタリア・ミラノ万博「スイーツワールドカップ」で日本代表チームのキャプテンを務めたパティシエ江森宏之さん(46)。「甘味、酸味、苦味、塩味、うま味の『五味』が味の基本」などと説明した。
 児童たちは塩や砂糖、カカオなどを試食し、味の組み合わせによって印象が変わることを確認。井俣壱貴(いっき)君(11)は「味の組み合わせによって、食べ物がおいしく感じて面白かった。ほかの組み合わせも試してみたい」と話していた。
 授業は「みやざきの食と農を考える県民会議」(会長・河野知事)が2015年度から実施。本年度は、12月までに県内の小学校など56校での開催が予定されている。

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