【スピードスケート】平昌2冠の高木菜那 W杯へ決意表明「自信をつけられるように」

女子1500メートルで3位に入った高木菜那(写真:アフロスポーツ/JSF)

スピードスケート全日本距離別選手権最終日(24日、長野・エムウェーブ)、女子1500メートルが行われ、平昌五輪2冠の高木菜那(29=日本電産サンキョー)は、1分56秒25で3位に入った。

北京五輪シーズンの初戦から安定した滑りを披露した。「今日もすごく緊張していた」というが「2周目のラップで結構キープして滑って帰って来れた。ラスト1周は落ちてしまったけど、2周目はいい感じで滑れた」と充実の表情。1周目も同走で優勝した妹・高木美帆(日体大職)にピタリと付くなど、前半から果敢に攻めた。

タイムは55秒台を目標にしていたものの、惜しくも届かず。「欲を言うと、もうちょっとタイムを出したかった」と苦笑いを浮かべながらも「すごく悪いタイムでない。ここからシーズンが始まったので、もっともっとレベルを上げていけたら」と決意を新たにした。

北京五輪切符をかけた戦いは、混戦模様が予想される。再び五輪の舞台で輝くべく「レベル自体が底上げされていると思うので、どの選手が勝ってもおかしくない状況になっていると思う。今の状態でいくと誰が五輪に行くか分からない状況なので、W杯の一つひとつのレースをしっかり滑り切れるように頑張って、自信をつけられるようなW杯にしたい」と意気込んだ。

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