立民・福山幹事長 山本太郎氏撤退の東京8区入り「勝てば、日本中に変化が起きます」

東京8区の応援に入った福山哲郎幹事長(右)と吉田晴美氏(東スポWeb)

立憲民主党の福山哲郎幹事長(59)は24日、東京・荻窪で衆院選(31日投開票)東京8区から立候補した吉田晴美氏(49)の応援演説を行った。

同選挙区は、れいわ新選組の山本太郎代表(46)が出馬を見送り、吉田氏が野党統一候補となり、自民党の石原伸晃元幹事長(64)と大接戦を繰り広げている。

福山氏は立民と山本氏との関係について「吉田氏の応援に来てくれた。もう(れいわとの間で)ゴタゴタはありません。(全国を遊説して)国民の野党統一候補者への理解は、間違いなく浸透しています」と語った。

演説では「この9年間に、みなさんの所得は上がりませんでした」と安倍、菅政権で続いた経済政策〝アベノミクス〟の失敗を力強く訴え、これを引き継いだ格好の岸田文雄首相(64)の政治姿勢をこう批判した。

「総裁選の時の岸田総理と、今の岸田総理は別人です。私は最近(自民党を)二人羽織じゃなく、五人羽織と言っています。岸田総理のうしろには安倍さん、麻生さん、甘利さん、高市さんの4人がいます。岸田総理は何もやりたいことができないんです」

さらに福山氏は東京8区の選挙戦について「この選挙、本当に日本の政治を変える選挙になってまいりました。吉田はるみ氏がこの選挙区で自民党の大ベテランの政治家(石原氏)に勝つようなことがあれば、日本中に変化が起こってくると、私は考えています」と訴えた。

この日の調査では「吉田氏がやや優勢」(マスコミ関係者)と指摘する声が聞こえたが、果たして――。

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