格闘技イベント「RIZIN.31」(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)後に榊原信行CEO(57)が総括を行い、実現が注目される〝キック界の神童〟こと那須川天心とK―1のエース・武尊との一戦について言及。さらに混とんのフェザー級の今後を語った。
現在両陣営の間に入り〝調整役〟として交渉している榊原CEOだが、一部で「消滅か」と報じられるなど過熱していることに「いろいろみなさんも期待感を持って見ていただいて、どうなるかっていうのを結果を待っていると思うんですけど、現状『ノーコメント』としか言えない」と苦笑いした。さらに「知らないのに知ったかぶったいろんな人がいて。僕の周りにも何人かいますけど、僕も誰にも(交渉の進ちょく状況を)話していないですし。話すタイミングじゃないので」と情報が錯綜していると注意を喚起。その上で「そういうのが疑心暗鬼をよんで、実現することも実現しなくなったり、違う方向でお互い答えが出せなくなったりとなりかねない。正式に決まった時にアナウンスさせていただきたいので。冷静に、みなさん結果がどうあれ、お時間をいただけたらと思います」と報道陣に呼び掛けた。
また、メインで王者の斎藤裕が牛久絢太郎に敗れるなどの波乱が起きたフェザー級について「フェザー級は混とん…というより、すべてがシャッフルされて『さあ、どうしようか』というところ。横一線に並んだかなという」。各選手の勝敗関係が複雑に絡む状況に「GPという形に、来年なんかは持っていっても面白いのではないか。(コロナの状況を見て)外国勢を入れた上でやりたいし、その最右翼はフェザー級かと思います」と意欲を見せていた。