巨人・原監督が2年連続9勝止まりの戸郷に苦言「生きた練習をしているのか」

戸郷にゲキを飛ばした原監督(東スポWeb)

巨人・原辰徳監督(63)が24日、シーズン最終戦となったヤクルト戦(神宮)で自身初の10勝をかけて先発した戸郷翔征投手(21)に苦言を呈した。

戸郷は3回までパーフェクト投球だったが、4回先頭の塩見に内野安打で出塁されると一気に崩れた。申告敬遠を含む3四死球と計4安打を浴び、一挙6失点で降板となった。

原監督は「セットポジションになって、もろくもビッグイニングをつくられるというね。修正していかないと。チームから信頼を得なきゃいけないよね。生きた練習をしているのかというところかな」と手厳しかった。

もちろん、期待の裏返しだ。「彼はまだまだ前途がある。無限とは言わないにしても可能性を秘めた選手なのであえてね。厳しい目で我々は接しなきゃいけない。このままで終わるようなような形にしないようにね」

2桁勝利に手をかけながら、ラストチャンスでKOされた戸郷は「最終戦にいいピッチングをできず、結果を出せずに悔しいです」と肩を落とした。指揮官のゲキも糧に来季こそ壁をぶち破る。

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