中日ドラ6・福元 DeNA・牧と同じ “バット職人”の逸品で目指すは三冠王

「サンデードラゴンズ」に生出演した中日ドラフト4位・味谷(左)と同6位・福元(東スポWeb)

中日からドラフト4位指名された味谷(みや)大誠捕手(18=花咲徳栄高)と、同6位・福元悠真外野手(21=大商大)が24日、地元CBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に生出演した。

貧打にあえぐ中日で右の大砲候補として期待される福元だが、愛用する木製バットを手掛ける職人は今季セ・リーグ新人王争いを繰り広げているDeNA・牧秀悟内野手(23)と同じ人物だという。

ただし、牧モデルとは全然違うようで、重さや長さは企業秘密だが「巨人の岡本さんが中学校のときの野球チームの指導者がバットを削っている方で、今の形は岡本さんのバットに近いのでは」と明かす。

中学時代からサポートを受けており、試行錯誤しながらたどり着いたのが〝ビール瓶型〟。特徴はグリップ付近まであるスイートスポットが広いこと。「自分はポイントが近いので、詰まっても持っていけるように。イチロー選手のような細いバットの方が角度は出るが、それは自分のパワーで補う。いろいろこだわりはありますが、これからもまだ進化します」と力説する。

目標は三冠王。「すべて取る気持ちでいないとタイトルは取れない。打点、打率、本塁打はすべて取りたい」と闘志を燃やしている。

一方、将来の正捕手候補の味谷は守備や走塁に加え「打撃に自信がある。三振しないように1球で仕留めることを練習から意識している」ときっぱり。

就任確実となっている立浪新監督については「プロ野球は詳しくなかったが、そんな僕でも安打の記録(中日歴代最多の通算2480安打)とかよく聞く、すごい方。いろんな技術や経験とかを聞いてみたい」と目を輝かせていた。

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