ヤクルトM2!高津監督「我々が勝つことを常に頭に置いている」

つば九郎とグータッチする高津監督(東スポWeb)

ついにV王手だ。ヤクルトは24日の巨人戦(神宮)に6―4で勝ち、連敗を3で止めた。先発の原樹理(28)が投打で活躍。投げては6回途中を3失点、打っては4回に走者一掃の3点適時打を放って勝利の流れを呼び込み、マジックを「2」とした。

苦しい1週間だった。19日の阪神戦から引き分けを挟んで3連敗。この日の試合前には円陣で選手会長の中村が「すべていいイメージで、想像してやっていきましょう」と話した。その後はベンチ前で全員が肩を組んで臨んだ。

高津監督は「ここ数試合の嫌な流れを(原)樹理がしっかり立ち上がったところと(打線が)しっかり四球を取ってつないでできた得点だったのかなと思います」とし「反省するところはありますが、勝ててホッとしてます」と話した。

デーゲームで阪神が勝利。絶対に負けられない戦いだった。それでも指揮官は「気にならないと言ったらウソになりますけども」と前置きしつつ「タイガースが勝つとか負けるとかじゃなく、我々が勝つことを常に頭に置いている」とした。

2位の阪神とはゲーム差なし。そんな中でも最短優勝は26日のDeNA戦(横浜)だ。高津監督は「重い1週間だった」と認め「気持ち入れ替えてグラウンドにしっかり立つというところだと思います」とひたすらに前を見つめた。Vを目前とした重圧との戦い。王手から一気に決めたいところだが…。

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