投票率向上「#こいのほうがよか」 若者有志「長崎みんな総研」 ツイッター投稿呼び掛け

ツイッターに投稿するため写真を撮影する参加者=長崎市古川町

 若者有志でつくり、長崎県内の教育や福祉、平和などを研究・発信するシンクタンク「長崎みんな総研」は24日、衆院選(31日投開票)の投票率向上を目指すインターネット上のキャンペーン「#こいのほうがよか」への参加を長崎市中心部で呼び掛けた。
 同キャンペーンは、理想の長崎の在り方や社会像をメッセージに託し、#(ハッシュタグ=検索目印)を付けてツイッターに投稿する取り組み。18日に開始し、福祉やジェンダーなどさまざまなテーマで投稿されている。
 この日は同シンクタンクのメンバーが通行人に呼び掛け、賛同者は投稿用の写真を撮影しメッセージを考えた。長崎大3年の藤田裕佳さん(22)はメンバーと対話しながら「コロナで奪われた学び、経験、青春。閉鎖された空間に閉じ込められる若者の声を、ぜひ聞いてほしい」とつづった。3歳の娘と参加した同市高尾町の林田ひとみさん(37)は、子育て中でも働きやすい環境の整備を求めた。
 メンバーの林田光弘さん(29)は「社会がこう変わってほしいという希望を可視化し、投票する意味を一人一人が考えることにつながれば」と話した。

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