漁具、ロープ、ペットボトル…海洋ごみでドレス 「ゴミコレ」31日に吹上浜で 鹿児島

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2019年11月の第1回ファッションショー。吹上浜のごみで作られたドレスを着てポーズを取るモデル=日置市吹上の入来浜

 深まる芸術の秋。日置市で海洋ごみをドレスに再生してお披露目する「ゴミコレ吹上浜」の準備が進んでいる。

 ロープにペットボトル、漁具…。日置市吹上町田尻の「情熱家」アーティスト博多和宏さん(41)の手掛けるドレスは、色とりどりの海洋ごみが素材だ。吹上漁港近くの入来浜で拾ったもの。2年前からはモデルが着用するファッションショー「ゴミコレ吹上浜」を浜で開いている。

 制作の理由は「海洋ごみの面白さ」という。漁網は優美な曲線を描き、色あせたプラスチック片は角が取れて丸みを帯びる。イメージに合わせてつないでいく。

 続けるうちに、中国の地名が入った浮きや韓国のアナゴ漁の籠など、大半が大陸から流れ着くことが分かってきた。「環境美化が目的ではないが、材料集めで結果的に浜のごみが減っている」とも。

 今年のゴミコレは31日。環境省が公表した海洋ごみの内訳を素材の重さで表現したドレスや漁網を組み合わせた男性用ジャケットなど10点を披露する。「ごみと向き合い、素材の魅力を引き出した。楽しんでもらえたら」

 ショーは午後2時と同6時15分から。雨天決行。動画のライブ配信も行う。実行委=info@wander-map.jp

博多和宏さんが制作した海洋ごみの内訳を表現したドレス=日置市吹上町田尻

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