長崎県対馬市内で、大陸系の多年草「ダンギク」(段菊)が薄紫色のかれんな花を咲かせている。今月いっぱいまで楽しめそうだ。
国内では本県を含む九州北西部に分布している。9月から10月にかけ、花茎の下から上に向かって段状に花を咲かせることからその名がついた。日当たりのいい岩場や斜面地などに多く群生する。同市美津島町の県対馬病院の近くでは、道路沿いでたくましく咲いている様子も見られた。
市自然共生課の担当者は「九州ではなじみがないかもしれないが、対馬では全土で見られる。ダンギクは季節の移り変わりを感じさせる」と話した。
ダンギクかれん 対馬各地で咲く
- Published
- 2021/10/25 12:00 (JST)
- Updated
- 2021/10/26 12:22 (JST)
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