厚木市の「玄関口」といわれる小田急線本厚木駅北口地区の市街地再開発へ向けた準備組合が発足し、髙梨洋平理事長と西田光孝副理事長が25日、市役所で小林常良市長に報告を行った。
市市街地整備課によると、再開発の検討区域は駅北口の正面に位置し、面積は約1.5ヘクタール。築40~50年経過しているビルが多く、建て替えの検討が進んでいるという。
再開発準備組合は21日に設立総会が開かれ、区域内の権利者32人の約8割に当たる26人の同意で設立した。
髙梨理事長は「この地区は古いビルが多く、これまでも何度か再開発の話が出たが立ち消えした。今年4月の駅南口の再開発事業の完成や、市による北口地権者への丁寧な説明などを受けてようやくスタートを切れた。厚木の玄関口なのでシンボルとなるようなまちをつくり上げたい」と話した。
小林市長は「駅北口は市の中心部で、核に当たる重要な地区。この機を逃さずに進めてほしい」と期待を込めた。