【新日本】KOPWファン投票は26日開始 矢野提案のレスリングマッチにオーカーンは「片腹痛し」

矢野(手前)にKOPWのトロフィーを見せつけるオーカーン(東スポWeb)

新日本プロレス25日の後楽園ホール大会で、KOPW保持者の矢野通(43)と次期挑戦者のグレート―O―カーンが激しい火花を散らした。

両者は11月6日大阪大会で争奪戦を行う。KOPWは対戦者同士がルールを提案し、ファン投票によって試合形式が決まる。これに向け矢野は互いがバックボーンに持つアマチュアレスリングルールで試合を行う「アマチュアレスリングマッチ」を、オーカーンは通常のプロレスルールで試合を行い試合後に敗者が勝者の靴を舐める「KISS MY FEET MATCH」をそれぞれ提案。26日12時から11月1日12時まで、団体の公式ツイッターでファン投票が実施される。

投票開始日を前日に控えたこの日は矢野が真壁刀義と、オーカーンがアーロン・ヘナーレと組んでタッグ戦で激突した。もはや異常なレベルで靴を舐めさせたがるオーカーンに対し、矢野は飛行機投げを見舞うなどレスリングテクニックを披露。最後はヘナーレが真壁を沈めてユナイテッドエンパイアに凱歌が上がったが、試合後もオーカーンが靴を舐めさせようとするのを矢野が拒絶し最後まで一触即発の空気が漂った。

バックステージで矢野は「きったねえ靴だ…」と嫌悪感をあらわに。一方のオーカーンは「アマチュアレスリングマッチ? 笑止千万、片腹痛し。記憶はないんだが感覚はある。そして証拠もある。オリンピック強化指定選手の任命賞状、そして全日本選手権の金メダルが手元にゴロゴロしている。本当にそのルールで勝てると思っているのか? まだ通常のプロレスルールの方が、ゴキブリみてえに汚くはいずりまわってた方が勝機があるんじゃないか?」と、タイトル保持者を挑発していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社