【新日本】KENTAに持ち逃げされていたUSベルトを棚橋が4日ぶり奪回「もう絶対離さない」

ベルトを奪回した棚橋「もう絶対に離さない!」(東スポWeb)

新日本プロレス25日の後楽園ホール大会で、IWGP・USヘビー級王者の棚橋弘至(44)が次期挑戦者のKENTA(40)から〝ベルト奪回〟に成功した。

棚橋は11月6日大阪大会でKENTAとのV2戦を控えている。だが挑戦表明を受けた21日日本武道館でベルトを持ち逃げされ、王者にもかかわらず丸腰で新シリーズを迎えていた。

この日は5対5イリミネーションマッチでKENTAと激突。両軍から続々と失格者が出るなか、勝敗は最後に残った棚橋とKENTAに委ねられた。打撃合戦からブサイクのヒザ蹴りを浴びた棚橋は、エプロンからトップロープ越しのクロスボディアタック、スリングブレイドで反撃。だがオーバー・ザ・トップロープ(OTT)を狙ったところで切り返され、逆に場外転落の危機に陥ってしまう。

それでも棚橋はトップロープを両手でつかんでなんとか失格を回避する。突き落とそうと突進してきたKENTAを、逆上がりの要領とヘッドシザースで捕獲。そのままトップロープ越しに場外へと転落させOTTで逆転勝利を収めてみせた。

さらに試合後は持ち逃げされていたベルトを4日ぶりに奪回。ベルトをギターに見立ててのエアギターから「愛してま~す!」のパフォーマンスで大会を締めくくった。

ついに手元に戻ってきたベルトを肩にかけた棚橋は「もう絶対離さないから。しっかり管理します」と宣言。「大阪、いろんなタイトルマッチが組まれてきてますね。そのなかでUSヘビーのタイトル戦線がどう生き残っていくか。熱を生むのは選手同士の戦いだけじゃなくてね、注目を集めて『俺らのほうが面白いぞ』『俺らに注目しろよ』という思惑、俺が盛り上げるんだという使命感、そういうものにも絶対出てくると思う。大阪に向けてUSヘビー、ちょっくら盛り上げていきますよ」と誓っていた。

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