プロ野球・西武 綱島選手と契約せず 応援に感謝「次の道へ」

 プロ野球、埼玉西武ライオンズは25日、糸魚川白嶺高出身の綱島龍生内野手(21)をはじめ8選手と来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。

 ドラフト6位指名で入団し、4年目の今季1軍デビュー。1軍で7試合に出場、2軍は62試合で打率2割5分6厘、出塁率3割3分9厘と、在籍4年間で一番の成績を残した。今月のフェニックスリーグでも先発出場するなど活躍していた。

 球団が発表したコメントでは「今後は野球を辞めて、違う道を目指していく」としている。同校野球部の丸山卓真監督(46)は「プロの世界は厳しい。糸魚川や学校、地域の子どもにもプラスになった。いい夢を見させてもらった。まだ、大学4年生の年。この経験を生かし、次の道でも頑張って、母校や新潟県の野球に貢献してくれれば」と願った。

 球団発表の綱島選手コメント 今年は初めて1軍に上げていただき、とてもいい経験をすることができました。ただ、調子が上がらず、再び1軍に上がることができずに悔しかった。1日1日、悔いのないように過ごしてきました。一番の思い出は1軍で(同期の)平良(海馬、投手)の後ろで守れたこと、同じグラウンドに立てたことです。今後は野球を辞めまして、違う道を目指していきます。ファンの皆さまには4年間、応援ありがとうございました、と伝えたい。出場機会は少なかったですが、(応援に)感謝したいです。この先、野球はしませんが、次に進む道でも応援していただけたらうれしいです。

ティー打撃で打ち込む綱島選手(糸魚川白嶺高で)

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