〈衆院選〉新潟6区・激戦で選挙戦加熱 3氏舌戦 高鳥修一氏 見識と実績評価

 19日に公示された衆院選新潟6区に立候補している3人の激しい選挙戦と舌戦がヒートアップしている。立候補しているのは届け出順に立憲民主党新人の梅谷守氏(47)、自由民主党前職の高鳥修一氏(61)、無所属新人の神鳥古賛氏(53)。選挙戦は公認候補2人の対決構図に、無所属新人が独自の訴えで割って入る。特に公認している政党も序盤からてこ入れ。党幹部や閣僚級の「大物」が来援。支持拡大を訴えている。

 5選を目指す高鳥氏は、25日までに大票田の上越市を中心に選挙区全体を街宣、夜は各地で個人演説会を開いて政府・党執行部との強いパイプを背景に、防災対策、公立病院再編など地域課題を解決すると熱弁を振るう。自民系の県議、市・町議と各業界から集まった後援会が分厚い組織戦を展開する。

安倍元首相(右)と支持を訴える高鳥氏(23日、上越市藤巻)

 公示前には高市早苗・党政調会長が来援。公示後も安倍晋三元首相や同じ派閥の西村康稔・前経済再生担当相、知名度の高い片山さつき参院議員らが続々と上越入りし、国会における農林水産や社会保障分野での見識や実績を評価。安倍元首相は「昨冬の豪雪で追加予算を取ってきて、1人暮らし世帯の雪下ろしを実質無料にしたのは高鳥さん」と有権者にアピールした。

 街頭演説は地域に合ったテーマを選び、米価下落対策や克雪対策に言及。演説前に集まった全員とこぶしを合わせ、支持を訴えるのが〝高鳥スタイル〟になった。

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