「北京・東京フォーラム」開幕、新時代の中日関係に向けて議論

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中国外文局と日本の言論NPOの共同主催による第17回北京・東京フォーラムが25日、開幕しました。

このフォーラムは、中国と日本の有識者が両国の様々な課題について話し合う場として2005年に発足したもので、北京と東京の持ち回りで開催されてきました。今年は新型コロナウイルス感染予防のため、昨年と同様に北京と東京の会場をインターネットでつないで、オンライン・オフラインを併せた形で開催されています。今回のテーマは「不安定化する世界での日中関係と国際協調の修復ー国交正常化50周年に向けてー」です。フォーラムには両国の有識者や政府関係者約100人が参加しています。

リモート形式で出席した王毅国務委員兼外交部長は、「中日両国の先人は皆、『知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず』という境地を求めてきた。『北京・東京フォーラム』は中日両国関係についての発信と議論、推進をする上で大切なプラットフォームである。両国の有識者が活発に議論し、大胆にアドバイスをして、新時代の中日関係のために卓見を聞かせてほしい」と述べました。

国務院報道弁公室の徐麟主任は、「中国と日本は、より広く立体的な視点から両国関係を見て、発展の方向を把握する必要がある。歴史についての認識を深め、歴史を鑑とする。時代の流れを見極め、互恵協力の共通認識をつくる。そして、強い責任感を持って、発展の原動力を凝集させていかなければならない」と示しました。

中国外文局の杜占元局長は、「私たちは、両国関係が順調に進む時に役割を果たすのはもちろんのこと、両国関係が困難や妨害に直面する時にはさらに大きな役割を果たすべきである。協力ウィンウィンの新たな国際関係と人類運命共同体の構築に知恵と力を貢献すべきである」と述べました。

日本側からは福田康夫元首相が参加し、「対話を通じて、国際社会、更には人類と地球が危機的状況に陥っているという認識を共有し、これからどのような世界を作り上げていくのかという点について、できるだけ多くの共通認識を持つように日中間で努力すべきである。それは、習近平主席が提唱している人類運命共同体の中身を作り上げていくことになる」との考えを示しました。

茂木敏充外相からもメッセージが寄せられ、「新たな時代に相応しい日中関係の構築には、より幅広い国民間の意思疎通や対話が大事である。来年の節目の年(日中国交正常化50周年)が、コロナからの国民交流の回復の契機となることを期待している」と述べました。

北京・東京フォーラムは2日間の日程で、全体会議のほか、政治・外交、国際協調、デジタル、メディア、経済、安全保障などをテーマとする分科会も行われています。閉幕日の26日には、共同声明が発表される予定です。(提供/CRI)