対米抗戦で結ばれた朝中の絆を示すモニュメント 平壌の中心部に立つ友誼塔

対米抗戦を通じて結ばれた朝鮮と中国の絆を後世に伝えるモニュメントがある。平壌市の中心部、牡丹峰の麓に立つ友誼塔がそれだ。

友誼塔(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

1959年10月に建立された同塔は、朝鮮戦争(1950年6月25日~53年7月27日)に参戦した中国人民志願軍勇士たちの偉勲を追憶し、朝中親善の歴史を刻むために建てた記念塔である。

塔の総敷地面積は12万平方メートル。

高さ30メートルの塔は、内部構造を持つ1層と2層の塔身、星が配された塔頭部分からなっている。

20メートルの塔身の正面には「友誼塔」という金文字が刻まれており、塔1層の内外部壁面には朝中親善を形象化した浮き彫り像と壁画が配されている。

塔は、中国人民志願軍の朝鮮戦線参戦記念日である10月25日を象徴して1025の天然花崗岩と大理石で築造した。

同記念碑の中心にある碑文には、血潮で結ばれた朝中人民の国際主義的親善は末永く輝くであろうという内容の文が刻まれている。

友誼塔を訪れた金正恩総書記(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金正恩総書記は戦勝記念日に際して友誼塔を訪れたことがある。訪朝した習近平主席もこの塔を訪れた。

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