中国製造業のAI応用市場、今後5年で年平均40%超の成長予測

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中国製造業のAI応用市場、今後5年で年平均40%超の成長予測

上海市長寧区にある人工知能(AI)を活用した社区(コミュニティー)の食堂。(資料写真、上海=新華社配信)

 【新華社北京10月26日】中国製造業分野の人工知能(AI)応用市場が今後5年で年平均40%以上の成長を保ち、2025年には市場規模が140億元(1元=約18円)を超えるとする見通しが、このほど発表された「製造業+AIイノベーション応用発展報告」で示された。

 科学技術部中国科学技術情報研究所と中国人工知能学会、デロイト中国、上海国創科技産業創新発展センターが共同で発表した。

 同報告は、工業の問題の複雑性がAIの極めて高い演算力を求めているとし、中国のAIチップ市場が今後数年、年平均40~50%の成長を維持するとの見方を示した。マクロ政策環境や技術の進歩、AI応用の普及などの有利な要素が、AIチップ市場の規模を18年の80億元から25年には1千億元以上に引き上げるとも予測した。

 予知保全が製造業のAI応用で強力な要素になる可能性も指摘。関連市場の規模は18年の2億3千万元から25年に42億7千万元に増え、年平均成長率は49%に達するとの見通しを示した。

 フレキシブル生産や協同製造などの新しい製造モデルが、先進的スケジューリング(APS)応用市場の急成長を後押しするとの認識も示した。報告は、APS分野のAI応用市場が18年の1億8千億元から25年には29億7千億元に拡大し、年平均成長率は52%になるとしている。

 工業界のリーディング企業やスタートアップ企業、テクノロジー大手が垂直産業におけるAIの応用を共同で促進するとも指摘。中でもAI応用の準備が進んでいる電子、自動車、エネルギー・電力の各業界が、市場規模と成長率で他の業界をリードしているとの見方を示した。