東京で「制限解除」 大手外食チェーンの対応は?

東京都内で10月25日に新たに新型コロナウイルスに感染したと確認されたのは17人で、2日連続で20人を下回り、今年に入ってから最も少ない人数となりました。ただ、東京都はいわゆる“第6波”への警戒を緩めていません。その一方で25日から飲食店などへの営業時間の短縮や酒類の提供の制限は解除されました。「解除」への対応は大手飲食チェーン店によってさまざまなようです。

牛丼チェーンのすき家、吉野家、松屋、ではこれまで午後9時以降はテークアウトのみで、店の中での飲食はできませんでしたが、解除後は店内での飲食が24時間可能になります。また、ファストフードのマクドナルドも準備が整った店舗から、もともと深夜営業を行っていた店舗では深夜営業を再開します。

ファミリーレストランでは対応が分かれました。ガストやバーミヤンなどを展開するすかいらーくグループでは、これまで午後9時までだった営業時間を、10月中は午後10時30分まで、11月からは午後11時30分までへと段階的に延長していきます。段階的に延ばす理由は「利用客のライフスタイルがすぐには戻らないことを念頭に置いているから」だそうです。アルバイトの確保がすぐにできないといった理由もあるようです。一方、サイゼリヤは「午後10時以降の営業は、全ての店舗で行わない」と、すでに3月には決めていたといいます。これはコロナ禍で生活習慣など社会そのものが変化し「深夜の客足の回復は見込みにくい」という経営判断によるものです。

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