銀行・保険業の実体経済向けサービスが向上 中国銀保監会

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銀行・保険業の実体経済向けサービスが向上 中国銀保監会

2021年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)の金融サービス特集展を見学する来場者。(9月4日撮影、北京=新華社記者/葛培媛)

 【新華社北京10月26日】中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の王朝弟(おう・ちょうだい)報道官はこのほど、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、銀行業と保険業による実体経済向けサービスの質・効果は一段と向上しており、資金供給は着実に増え、貸出構成は安定的に改善し、保険業全体の保障能力は持続的に強化されていると述べた。

 データによると、9月末時点の貸出残高は製造業向けが前年同期比12.6%増の22兆2千億元(1元=約18円)で、その大半を中長期貸出が占めた。ハイテク製造業向けは13.8%増の3兆7千億元だった。小規模・零細企業向けのインクルーシブ・ファイナンスは25.2%増の18兆5千億元。保険業の1〜9月の保険金支出は17.9%増の1兆2千億元に上り、社会の「安定器」としての役割がさらに顕在化した。

 王氏はエネルギー供給のひっ迫に関して、あらゆる方法を尽くして石炭火力発電や石炭、鉄鋼、非鉄金属といった生産企業の適切な資金需要に応える必要があると指摘し、金融機関が条件の見合う石炭火力発電、石炭、熱供給などの企業やプロジェクトに適切な貸出支援をするよう促すとした。また、貸出の精密化管理レベルを向上させ、鉄鋼や非鉄金属など従来型産業の改造や高度化を支援すると表明した。

 王氏は銀行と保険会社のリスク対応力は高まりつつあり、リスクは総じて制御可能と述べた。データによると、9月末時点の銀行業の中国本土における不良債権残高は3兆6千億元、不良債権比率が1.87%。銀行の貸倒引当金残高は7兆元超、貸倒引当金による不良債権カバー率は192.4%。商業銀行の自己資本比率は14.8%、保険会社のソルベンシー・マージン比率は243.7%、中核的支払い余力(コア・マージン)比率は231%だった。