佐藤健、永山瑛太につかみかかる 「護られなかった者たちへ」メイキング映像

劇場公開中の、中山七里の同名小説の映画化作品「護られなかった者たちへ」から、佐藤健演じる利根が、福祉保健事務所で働く三雲(永山瑛太)と城之内(緒形直人)の元へ行き、三雲につかみかかる緊迫のシーンの、メイキング映像が公開された。

ある事件に対して怒りを抑えられない利根が、事件の原因だと考えている三雲と城之内の元へ向かい、感情のままに掴みかかっていくこのシーン。メイキング映像では、笑顔で談笑しながら車窓の強度を確認したり、細かな演出についてじっくりと話し合う佐藤と監督の姿が収められている。さらに、利根が三雲につかみかかるシーンの撮影では、動きについて自ら提案する佐藤の姿が捉えられ、利根の怒りの表現方法を突き詰める、佐藤健のこだわりが垣間見える。

現場では、「本番!」のかけ声がかかるずっと前から怒りでワナワナと震えていたという佐藤。佐藤は、最も思い入れの強いシーンと話しており、「理不尽なことに対する怒りややるせなさを、作品を通して観客の方に共感してもらうことが今回の使命と思っていました。このシーンは台本読んだ時点で大切なシーンだと思い、監督にも何回も確認し、瑛太さんにも何回も付き合っていただきました。」と語っている。

「護られなかった者たちへ」は、中山七里の同名小説を映画化した作品。東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く。殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤健、利根を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人などが顔をそろえる。監督は「64-ロクヨン-前編/後編」などの瀬々敬久、脚本は「永遠の0」などの林民夫と瀬々敬久が担当している。

【作品情報】
護られなかった者たちへ
公開中
配給:松竹
©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

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