ゆたぼんが衆院選の政見放送で不登校語る「先生に叩かれて、家に泣きながら帰った」

中村幸也氏の政見放送に出演したゆたぼん(東スポWeb)

〝少年革命家〟でユーチューバーのゆたぼん(12)が衆院選(31日投開票)の政見放送に登場。父親の中村幸也氏(41)が沖縄2区から「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)公認で立候補しているのに伴う政見放送で、ゆたぼんが出演しているのだ。

ゆたぼんは26日、RBC琉球放送で放送された政見放送で画面に映し出された。中村氏が文部科学省や国会議事堂を訪問し、教育問題を語るドキュメンタリー風のVTRで、不登校の当事者として登場した。

ゆたぼんは「(小学校)1、2年生は普通に学校に行って、楽しかった。3年生に上がった時に疑問を持って、何で学校はあるんだろう、何で先生はいるんだろう、何でみんなと同じ時間にトイレに行かないといけないんだろう。周りの子たちと同じ行動をすることに疑問を持って、みんなが先生や親の言うことを黙って聞いているロボットに見えた。その時、ロボットみたいになりたくないと思って、宿題をやめたら先生に叩かれて、泣きながら家に帰って…。先生は叩いたのに『叩いていない』とウソをついて、最終的に『手が滑って当たっただけ』と…」と不登校になったきっかけについて、切々と話した。

学校以外にも学びの場が必要と訴える中村氏は「今の政治はどうしても従来のやりかたにとらわれて大きな変革が生まれていない。大きく何かを変えようと思ったら叩かれるのを覚悟で発信していく必要がある。今までの政治家ができなかったことを自分はできる。イノベーションを起こしていきたい」と訴えた。

NHKで放送される別バージョンの政見放送でもゆたぼんは出演する。

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