ニコイチ(にこいち)

ニコイチ(にこいち)とは、「2人で1つと呼ばれるほど仲がいい」「いつも一緒にいる親友同士」という意味を持つ若者言葉。

意味

「2人で1つと呼ばれるほど仲がいい」「いつも一緒にいる親友同士」という意味を持つ若者言葉。漢字で書くと「二娘一」となる。そもそもの意味は「複数の個体から1つの個体を構成すること」であり、車の修理などで足りないパーツを同型車から用いて組み立てることを指していたり、不動産業界では「複数の住宅が1つの建物になっている住宅(二戸一)」を指していたが、現在は前述した若者言葉として使用されることが多い。

友情も恋愛も「ニコイチ」

使用例:「ウチら、ニコイチだし」「あの子ら、マジでニコイチだよね~」

男性や女性同士の友情だけでなく、恋人同士や婚姻関係にある者たち、またアニメやゲームなどの作品においても、そのような関係であったりパートナー同士のキャラを「ニコイチ」と呼んだりもする。また、2021年5月より放送されている朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)第117話でも「ありゃニコイチだな」というセリフがあり、話題に。

主人公の永浦百音(清原果耶)と恋人の菅波光太朗(坂口健太郎)のやりとりを見て、百音の父親・耕治がつぶやくシーンや過去に耕治と妻の亜哉子の「ニコイチ」ぶりと重なり、視聴者の感動を呼んだ。また、最近の若者(JK)たちの間では「サンコイチ」「ヨンコイチ」といった関係もあるらしい。仲良きことは美しきかな。

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