着物の似合う10日間 10月29日から11月7日まで、山口市一の坂川周辺で「着物deおさんぽ」

▲「映えスポット」の一つ龍福寺参道

 「10月になっても暑い」日々もようやく終わり、秋の気配が漂い始めた。

 山口市内の一の坂川・竪小路周辺を着物姿で歩くと、様々な特典やサービスが受けられる「着物deおさんぽ」が、10月29日(金)から11月7日(日)まで開かれる。主催は山口市で、企画担当はNPO法人大路小路まち・ひとづくりネットワーク(内山秋久代表)。2019年5月の初開催以降、毎年春・秋に開催されている。

 6回目となる今回は、初めての企画「着物交換会」が実施される。着なくなった着物等を11月1日(月)までに大路ロビー(下竪小路)に持ち込むと(1人5点まで)、枚数に応じて交換券がもらえ、交換会への参加予約をすることができる。持ち込めるのは、着物、帯、新品の襦袢(じゅばん)・帯揚げ・帯締めで、傷みや汚れのあるもの、身丈が150センチ以下のもの、ウール製品などは不可。交換会は、11月3日(水・祝)に山口ふるさと伝承総合センター(同)みやび館で開催。交換券との引き換えで、並べられた着物等を持ち帰ることができる。

 また、11月7日午前10時から正午まで、講談師・神田京子と一緒に秋の大殿地域を楽しむ町歩きツアーも開催される。神社仏閣や町の魅力が「京子目線」で紹介され、町歩き終了後には「京子流着こなし講座」「舞台衣装見せて!」コーナーも予定されている。料金は1500円(着物で参加する場合は1000円)で、定員は先着15人。希望者は、大路ロビー(TEL083-920-9220)への予約が必要。  

 恒例の人気企画「映えスポットでモデル気分!!」では、龍福寺参道や十朋亭維新館などの人気スポットで、プロのカメラマンに着物姿を撮影してもらえる。撮影日と受付場所は、10月31日(日)が山口市菜香亭(天花)、11月3日が山口ふるさと伝承総合センター、同7日(日)が十朋亭維新館(下竪小路)。時間は、午前10時半から正午、午後1時から3時までで、1組20分。料金は1000円で、撮影データを受け取ることもできる。希望者は、大路ロビーへ前日までに予約が必要だが、当日でも空きがあれば申し込み可能だ。  

 期間中は、着物や「和」をコンセプトにした七つのワークショップが開催。さらに、同地域の協賛20店を着物姿で利用すると、絵はがきのプレゼントやアイスクリームのサービス、購入商品割引などの特典も受けられる。   

 なお、着物を持っていなかったり、自分で着付けられなかったりする場合でも、予約をすれば指定の呉服店や山口市菜香亭で着物レンタルや着付けサービスを利用することができる。協賛店や同イベントの詳細は、大路ロビーウェブサイト(http://www.ojilobby.sblo.jp)で確認できる。

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