「安全確保と特徴の記録が大切」 葉山ステーションで強盗想定訓練 神奈川

強盗事件を想定した訓練で、店員らは駆けつけた署員に犯人役の特徴を伝えた=葉山町長柄の葉山ステーション

 強盗事件を想定した訓練がこのほど、神奈川県葉山町長柄の商業施設「葉山ステーション」で行われ、店員ら約30人がいざというときの手順を学んだ。

 強盗役の葉山署員が閉店直後の店内に侵入、刃物を突き付け現金を奪い、車で逃走した想定。店員は車両ナンバーを確認するなどして110番通報し、逃走ルートや背格好なども伝えた。

 参加者は犯人役の特徴を捉える難しさを実感し、「まずは安全確保。特徴をできる限り記録することが大切」などとアドバイスを受けた。

 年間60万人ほど訪れる同施設を運営する町商工会の石井宏一事務局長は「いつ何が起きるか分からず、意識を高められた」とした。

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