【第2四半期】カワチ薬品、売上-2.8%、営業利益-31.8%/コロナ特需の反動減で

【2021.10.26配信】カワチ薬品は、2022年3月期第2四半期の連結業績を公表した。前年同期比は売上高は2.8%減、営業利益は同31.8%減などだった。

カワチ薬品の2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年3月16日~2021年9月15日)
は、売上高1443億8400万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は44億5800万円(前年同期比31.8%減)、経常利益は49億5500万円(前年同期比29.4%減)、親会社株主に帰属する四半期
純利益は32億5600万円(前年同期比29.4%減)だった。

この期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から停滞していた経済活動が再開するにつれ、持ち直しの動きがみられたものの、各地域において再拡大傾向となり、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が再発出される等、先行き不透明なまま推移した。
個人消費については、将来の各種負担増に加え、経済の下振れリスク等の懸念もあり、節約志向は続いている。
同社グループが属するドラッグストア業界においては、前年同時期に発出された緊急事態宣言下において、外出自粛や在宅勤務、休校等の影響から、衛生用品を中心とした感染予防関連商材や内食需要が急増したことに対し、今期は感染症拡大に伴い、感染予防関連商材等は堅調であったものの、外出自粛や休校等の対応も限定的であったこと等から、前年急増した需要の反動減の影響を受ける結果となった。また、依然として、競合各社の出店増、異業種・異業態間の戦いは熾烈化しており、経営環境は一層厳しさを増している。

このような中、同社グループにおいては、ドラッグストアとして、改装や営業時間の延長を図る等、その機能強化に努め、予防関連商材や内食志向及び生活必需品等の需要に対応するべく、適切な集荷及び安定供給に努めてきた。

新規出店については、既存地区である栃木県、千葉県に各1店舗、計2店舗を出店した。調剤薬局については、宮城県に1件、既存店に併設した。なお、青森県の1店舗を退店した。

これにより同社グループの店舗数は、計347店舗(内、調剤併設124店舗)となった。

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