丸山穂高前衆院議員がNHK党街宣に〝乱入〟「解散したのに120万円アジャース」と議員特権暴露

左から丸山穂高氏、立花孝志氏、堀江貴文氏(東スポWeb)

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)が26日、東京・新橋駅前で衆院選(31日投開票)の街頭演説会を開催し、丸山穂高前衆院議員(37)が乱入した。

この日、立花孝志党首(54)と実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(48)が演説している中、「立花頑張れー!!」と声を張り上げる男性が。酔っぱらったサラリーマンかと思いきや、なんと丸山氏ではないか。すぐさま立花氏が気付き、選挙カーの上に誘導した。

丸山氏は「今は無職ですけど、この間まで衆院議員だった丸山です。ちょうど焼肉を食べに来たら、聞いたことがある声で、堀江さんと立花さんじゃないかと来させてもらった」とあいさつし、100人以上集まった聴衆からは拍手が沸いた。

丸山氏は「やりたいことがある」と衆院選不出馬を表明した後、衆院解散で失職。SNSも17日に靖国参拝を最後に更新していなかったが、立花氏からは引き続き副党首の役職を与えられていた。

議員時代は議員特権を暴露し続けていた丸山氏は無職になっても〝丸山節〟を爆発。「解散したのに国会議員はなぜかボーナスをもらえる。普通の民間企業だったら12月1日にいないといけないのに議員だけはなぜか日割りで、数日前に手取りで120万円いただきました! ありがとうございます。おかしいと思ったので、寄付して渡しました。誰も言わんかった。こんな利権ばっかり」と明かした。

さらに丸山氏は「既得権をぶっ壊してほしい。選挙に出るのにもお金がかかる。無所属の方、ほとんどいない。自民党、立憲民主党、大きいですね。維新、共産、公明、組織がありますね。こういうところしか前面に出られないルールになっている」と選挙のあり方にも疑問を呈した。

続けて「政治はみなさん一人ひとりのものでなかったのか。誰でも出たい人が出て、意見言える政治に変えていかないと声なき声、小さな声が全然拾えない。大きい声ばっかり。業界団体や宗教団体や、大阪だとか、地域だけの声とか、そういうところを伝えるばっかりの政党ができてしまう。これはおかしい」と少数政党にもスポットを当てるべきと訴えた。

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