ハーツ、テスラ車10万台を導入 23年末までに100以上の市場で

ハーツは、2022年末までにテスラへ10万台を注文し、充電インフラを整備するなど、電気自動車のレンタルに向けた取り組みを加速する。

アメリカでは、消費者の40%が次に新車を買う際に電気自動車を検討する可能性が高いと答えているほか、世界の電気自動車の販売台数は昨年1年間で200%増えており、今後も成長が見込まれている。8月には、アメリカの自動車メーカー3社が2030年までに電気自動車の販売台数を40%〜50%引き上げると発表している。

11月初旬から年末にかけて、アメリカの主要都市やヨーロッパの一部都市で、テスラの「モデル3」のレンタルを開始する。アメリカとヨーロッパにある、テスラのスーパーチャージングステーション3,000か所も利用できる。今後は、モバイルアプリでの電気自動車の予約もできるようにする。

2022年末までに約65の市場、2023年末までに100以上の市場に電気自動車を導入し、全世界の保有台数の20%以上が電気自動車になる見通し。半導体不足などによる影響を受ける可能性もある。

ハーツのマーク・フィールズ暫定CEOは、「電気自動車は今や主流であり、世界的な需要と関心の高まりを目の当たりにしているところです。新生ハーツは、北米最大の電気自動車レンタカーを増やし、世界中のレジャーやビジネスのお客様に最高のレンタル、充電体験を提供することを約束し、モビリティ企業としての道を切り開いていきます」とコメントした。

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