国際社会目を向けて 県出身国連職員が講座 都城西高

SDGsオンライン講座で、進藤弘騎さん(背景画像)に質問する都城西高の生徒

 都城西高(鍋倉一幸校長、607人)は22日、SDGsオンライン講座を開いた。講師は、国連難民高等弁務官事務局の進藤弘騎さん(35)=宮崎市出身。フロンティア科1年生42人と聴講を希望した3年生13人がオンラインでヨルダンとつないで受講し、SDGsと国際社会に対する理解を深めた。
 進藤さんは「国連を舞台に社会貢献を考える~難民危機に立ち向かう国際社会~」と題して講演。外務省職員としてスペインなど4カ国で働いた経験や、同事務局ヨルダン事務所での仕事内容などを紹介した。
 SDGsの目的や国際貢献の意義についてクイズ形式で解説。一例に貧しい国での児童婚を挙げ「加害者の立場を理解した上で批判すべき」などと話した。
 3年松下和弥さん(17)は「国際社会に目を向け難民問題やSDGsを考える必要があると感じた」と話した。

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