低迷バルセロナ クラシコ4連敗で…クーマン監督の “解任Xデー” を設定

指揮官の座が危ういクーマン監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナが、今季不振にあえいでいるロナルド・クーマン監督(58)の〝解任Xデー〟を設定した。

バルセロナは24日に行われた宿敵レアル・マドリードとの伝統の一戦〝クラシコ〟に1―2で敗れ、同戦で4連敗の屈辱を喫した。今季はリーグ戦で9位、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でもE組3位と低迷しており、クーマン監督の更迭論がくすぶり続けている。

そうした中、スペインの移籍専門メディア「フィチャージェスネット」は「ラポルタ会長がクーマン監督解任の可能性がある日付を設定した。状況が変わらなければ、すべてを終わらせることを決定した」と報道。「それは11月7日だ。バルサはリーグ戦でセルタと対戦し、この試合の後に判断される。それまでにリーグ戦で3試合、CLで1試合の計4試合がある」と、今後4試合がラストチャンスとなる見通しだ。

特に重視されるのが11月2日のCL1次リーグのディナモ・キエフ(ウクライナ)戦。「ラポルタ会長はバルセロナが欧州トップの地位を保つため、CLの決勝トーナメントに進出することを望んでいる」と負ければ1次リーグ敗退が濃厚となるだけに、クーマン監督の進退を左右する一戦とみられる。

名門が激震に見舞われるのか。崖っぷちのクーマン監督にとってはまさに天王山となりそうだ。

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