【新日本】オカダとの権利証争奪戦を控えるタマがIWGPベルトとブリーフケースをダブル要求

ドロップキックでオカダを攻めるタマ

新日本プロレス26日の後楽園ホール大会で、東京ドーム・IWGP世界ヘビー級王座挑戦権利証(現保持者はオカダ・カズチカ)の次期挑戦者タマ・トンガが無法要求を繰り出した。

G1覇者・オカダに公式戦で勝利しているタマは、11月6日大阪大会で挑戦権利証争奪戦に臨む。オカダは「飯伏幸太との再戦の証し」として、例年のブリーフケースに入った権利証の代わりに封印されていた4代目IWGPヘビー級ベルトを団体から贈呈されている。

タマはこの日、6人タッグマッチでオカダと対戦した。マネークリップに捕獲されながらも切り抜けてオーバーヘッドキックを放つなど軽快な動きを披露。さらにオカダのお株を奪うドロップキックも決め、チームの勝利に貢献した。

2012年のG1から誕生した権利証システムは、昨年11月の争奪戦(飯伏幸太VSジェイ・ホワイト)で史上初めて移動が成立した。2年連続の番狂わせを狙うタマは「いいか、これは俺からの要求だ! オカダが要求を出していいなら、俺だって許されるべきだろ! なんでアイツみたいに大したことない奴でも言えばなんでも望み通りになるんだ? 俺だって言わせてもらうぞ!」と自身の発言権を主張。「木谷(高明オーナー)! 俺が勝ったら、今オカダが持ってる4代目IWGPヘビー級のベルトを俺によこせ! 俺の腰に巻いてやる! それから俺は前からずっとブリーフケースに憧れてた。今度こそついにタマ・トンガが権利証の入ったブリーフケースを手にする。それから権利証と一緒にランチの弁当箱も入れて持ち歩く」と要求した。

4代目IWGPベルトはあくまで昨年までのブリーフケースの代用品だけに、その上にブリーフケースまで要求しては、もはやなんだかワケが分からなくなる…。青天井の様相まで呈してきた権利証要求合戦の行きつく先は果たして――。

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