桜井玲香&岡崎紗絵&三戸なつめが映画「シノノメ色の週末」で共演!「女子校出身の方には“あるある”がいっぱいで、共感してもらえるはず」

取り壊しになる母校でタイムカプセルを探しながら、成長する20代女子の等身大の姿を描く映画「シノノメ色の週末」より、3人が登場。お互いの印象を明かした。

── 女子校卒業後10年ぶりに再会し、週末だけ母校に制服姿で集まる3人を演じます。

岡崎 「日々の中で、リセットできる場を持つことは大事だと思うんです。懐かしい人に連絡をしたり、昔の自分に戻る時間、向き合う時間があってもいいのかなって、この映画を見て感じてもらえたらうれしいです」

三戸 「映画を見た後、私は部屋を片付けようって思ったんです。そんなふうに前向きになれる映画で、“うまくいかない”と悩んでいる人に見てほしいです」

桜井 「うん。ただ、制服姿に関しては賛否が…(笑)」

岡崎 「いやいや、否はない!」

三戸 「うん、賛だけだよ!」

岡崎 「まぁでも、『え、学生役やるの?』って驚かれた(笑)。だけど、28歳の女子が昔の制服を着て、昔の自分に立ち戻るっていう設定なんだよって説明すると納得してもらえる(笑)」

三戸 「私は、『まだまだいけるね』って言われた(笑)」

桜井&岡崎 「それはそう!」

── 桜井さんは映画初主演です。

桜井 「そのことをそんなに気にしてなかったんですけど、いざ撮影が始まると、無意識のうちに頑張らなきゃ、気張らなきゃって思っている自分がいました」

岡崎 「玲香ちゃんは監督とよくお話をしていたんですね。私はそれを隣で見ていて、このシーンをどうしていくかっていう玲香ちゃんの思いと、その熱量がすごく伝わってきて。それが伝染して、私も熱くなりましたし、頑張ろうと思いましたね」

三戸 「分かる。玲香ちゃんはすごい自分と戦っているなって思った。美玲という役の一つ一つの感情を投げやりにせず、ちゃんと考えていて。監督ととことん話すことで、分からないところは分からないままにしておかない、その姿勢が“かっけぇな!”と思いました」

桜井 「いやいや、余裕がなかっただけなんですよ。そんな私を監督や2人はもちろん、現場の皆さんが温かく見守ってくださって、本当に助けられました」

── 撮影期間を通して、お互いにどんな印象を持ちましたか?

桜井 「紗絵ちゃんのキラキラしたモデルとしての姿を雑誌でよく見ていたんですけど、実際にお会いしたら、まりりんという役柄と同様に、心(しん)があって、人としてしっかりされていて」

岡崎 「いや、まやかしです」

桜井 「そんなことない! 現場での居方や気遣いもそうだし」

三戸 「うん。あと、気取ってなくて、人懐っこいのがかわいい。私が話していると、『うんうん、そっスよね』って言いながら聞いてくれるんですけど、語尾が『なんとかっ“ス”』ってなるのが、すごくいいなと思って」

桜井 「三戸ちゃんはイメージのまんまでした(笑)。独特の世界観と空気感があって、一緒にいて楽しかった。演じているアンディもまさにそんな感じで」

岡崎 「そうだね。あと、“なつめろ”さんは、私がボソッと言った言葉でも拾ってくださるんですよ。なんかもう最高の、バレーボールで言うところの…」

三戸 「リベロ?」

岡崎 「リベロ! だから会話が尽きず、3人でスピリチュアルの話とかで盛り上がりました」

── 三戸さんのことを「なつめろさん」と呼ぶんですね。

岡崎 「はい。人とかぶらない呼び方で呼びたくて。あ、玲香ちゃんはそのままだった(笑)」

桜井 「いやなんで! なんか考えてよ~。オリジナルのやつ」

岡崎 「うーん。ウニちゃん! ウニが好きだから」

桜井 「それもまんまだよ~」

三戸 「(笑)。2人とも、もっと“女子!”っていう感じで、仲良くなれるかなと思っていたら、実際はめちゃ気さくでしたね。玲香ちゃんは思っていたよりサバサバしていて。初めて現場に入った時、玲香ちゃんが衣装のロングブーツをどっちにしよ~って選んでいたんですね。その時の脱ぎ方が意外と男らしくて」

桜井 「それイヤだ~(笑)」

三戸 「いい意味だよ。それが格好よくていいなと思った!」

── 今もそうですが、劇中でも3人のやりとりが楽しいです。

桜井 「女子校出身の子たちがどういう会話をしていて、どういう空気感を放っているのかを楽しんでもらえると思います。私も含めて、女子校出身の方には“あるある”がいっぱいで、共感してもらえるはずです!」

【OUR『夜明けに聴きたい』MUSIC】

桜井 「やっぱり、佐藤ミキさんが歌う主題歌の『東雲の空』ですかね! え、それ以外で、ですか?(笑)。なんだろう…」

岡崎 「めっちゃあるな…」

三戸 「私は爆弾ジョニーの『イミナシ!』。明け方の涼しげな感じと、前を向いて歩いている感じがする曲で。爆弾ジョニーを聴き始めたのは、昔、見ていた深夜アニメの『ピンポン』のOP曲を担当されていて、『なんだ、この面白いバンドは!』と思ったのがきっかけでしたね」

岡崎 「私はGalileo Galileiの『青い栞』かな。爽やかさと前向きな感じが好きです。あと最近、朝起きてよく聴くのが、清水美依紗さんの『Starting Now~新しい私へ』。ディズニープリンセスの歌を集めたアルバムのテーマソングで、1日の始まりに聴くと、頑張ろうって思えます」

桜井 「私は、江本祐介さんの『ライトブルー』。乃木坂46にいた時に撮った私の個人PVのメインテーマだった曲です。恋の始まりのような爽やかな青春ソングで、聴くとフレッシュでルンルンな気持ちになれます!」

【プロフィール】

桜井玲香(さくらい れいか)
1994年5月16日、北海道生まれ。牡牛座。A型。2011年~19年、乃木坂46に在籍。19年よりファッション誌「CLASSY.」レギュラーモデルを務める。12月25日より東京、大阪、福岡、愛知で上演される舞台、KERA CROSS第4弾「SLAPSTICKS」に出演。


岡崎紗絵(おかざき さえ)
1995年11月2日、愛知生まれ。さそり座。B型。2016年よりファッション誌「Ray」専属モデルを務め、10月14日には初となる1st写真集「すがお。」を発売。真夜中ドラマ「ごほうびごはん」(BSテレ東)に出演中。


三戸なつめ(みと なつめ)
1990年2月20日、奈良生まれ。うお座。A型。2015年に中田ヤスタカプロデュースによるシングル「前髪切りすぎた」でアーティストデビュー。出演した三幸製菓「かりんとう」のCMがオンエア中。年末配信予定のYouTubeドラマ「THE BAD LOSERS Season2」に出演。

【作品情報】

映画「シノノメ色の週末」
11月5日公開

思うように活躍できずにいたモデルの美玲(桜井)は、女子校の放送クラブで一緒だったアンディ(三戸)と、まりりん(岡崎)とともに、取り壊しになる母校にタイムカプセルを探しに行く。しかし見つからず、また週末に集まることになる。

監督・脚本/穐山茉由
出演/桜井玲香 岡崎紗絵 三戸なつめ 中井友望 山田キヌヲ 工藤阿須加

【プレゼント】

サイン入り生写真を1名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/news/present/
(応募期間:2021年10月27日正午~11月2日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」11月5日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html

取材・文/小畠良一 撮影/藤木裕之 ヘア&メーク/高橋里帆(HappyStar)[桜井]、つばきち[岡崎]、桂川あずさ[三戸] スタイリング/稲葉有理奈(KIND)[岡崎]

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