韓国の独立運動家・安重根の親族が亡くなるも生活苦で葬式は省略=韓国ネット「悲しすぎる」

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韓国の独立運動家・安重根(アン・ジュングン)のおいの妻であるパク・テジョンさんが91歳で亡くなった。10月25日、韓国メディア・ニュース1が報じた。

記事によると25日の12時、梨花女子大学ソウル病院においてパクさんの出棺式が行われた。同式は民族問題研究所理事長であるハム・セウン神父によって執り行われ、民族問題研究所のパン・ハクジン室長、故人の親族など10人余りが参加したという。しかし遺族に葬式をあげる経済的余裕はなく、朴さんの遺体はすぐに埋葬先の龍仁公園墓地に移送されたとのこと。

パクさんの夫で安重根のおいであるアン・ジンセンさんは1960年代に外交官となり、さまざまな国で韓国大使として過ごした。80年には外交安保研究院(現国立外交院)の本部大使も務めたが、全斗煥(チョン・ドゥファン)政権により解任された後に脳梗塞を患い、88年に死亡したという。

アンさんの8年間に及ぶ闘病生活により家計は傾き、パクさんら家族は住居を転々とした末に2011年からソウル市陽川区の賃貸マンションで暮らしてきた。また、長女のアン・ギスさんが国家報勲処から毎月受け取る手当の50万ウォン(約4万9000円)とパクさんの基礎年金20万ウォン(約1万9600円)以外、知人からの援助程度しか収入はなかったという。

家を寄付するという申し出もあったというが、パクさんらは「気持ちだけありがたくいただく。もっと必要な人に差し上げてほしい」と断ったとのこと。パクさんに持病はなかったが、昨年に転倒して以来体調が優れず、外部との接触は絶たれていた。看護していた長女のアン・ギスさんも、今年の3月に66歳で亡くなっている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「悲しすぎる」「胸が痛むし腹が立つ」「独立運動家の子孫は貧しく、親日派は3代にわたってぜいたくを尽くしている。これが正常な国か?」「独立運動家の子孫に対して国がもっと補償するべき。私たちが韓国人として幸せに暮らせるようにしてくれた人たちなんだから」「国が世話をして当然。権力争いばかりに必死な今の政治家を見たら、安重根義士が何と言うか…」「全斗煥はともかく、その後の金大中(キム・デジュン)、廬武鉉(ノ・ムヒョン)、文在寅(ムン・ジェイン)政権は何をしていたんだ?」など、批判の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)