就活経験者に聞く、最も印象に残っているインターンシップってどんな内容?

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就活は、OB・OG訪問やリクルーターとの面会、あるいは採用面接などを通して企業とコンタクトを取ることが基本だ。それだけに昨今のコロナ禍の影響で、思うように就活ができないと感じている人は多いかもしれない。

中でもインターンシップは、企業サイドと積極的に交流することが前提となり、リモートなどへの置き換えが難しい。ただ、コロナ禍に関しては徐々に改善の兆しも見え始めており、就活に関しても一刻も早く正常な状態に戻ることを祈るばかりだ。

今回は、社会人の先輩であるマイナビニュース男女会員509人を対象にアンケート調査を実施。「最も印象に残っているインターンシップの内容」などを聞いた。現在、就活の準備を進める皆さんにとっても、大いに参考になるのではないだろうか。

Q.学生の時、インターンシップに参加したことはありますか?

「はい」(39.3%)
「いいえ」(60.7%)

Q.どれくらいの期間のインターンシップに参加しましたか? (複数参加された方は最も期間が長かったインターンシップについてお答えください)

1位「1週間以内」(34.0%)
2位「2〜3週間」(23.5%)
3位「1日」(16.5%)
4位「1カ月」(14.0%)
5位「2〜3カ月」(6.0%)
6位「4〜6カ月」(3.0%)
7位「6カ月〜1年」(2.0%)
8位「それ以上」(1.0%)

Q.インターンシップに参加されたのはいつですか?

1位「大学3年生」(38.0%)
2位「大学4年生」(23.5%)
3位「大学2年生」(14.0%)
4位「大学1年生」(12.0%)
5位「その他(自由回答)」(7.5%)
6位「大学院生」(5.0%)

Q.インターンシップに参加した企業の業種について教えてください(複数選択可)

1位「メーカー」(33.0%)
2位「サービス・観光・アミューズメント」(25.5%)
3位「総合・専門商社」(14.0%)
3位「IT・ソフトウェア」(14.0%)
5位「金融」(13.0%)
6位「インフラ・エネルギー」(11.5%)
7位「百貨店・流通・小売」(10.5%)
8位「官公庁・公社・団体」(8.5%)
9位「マスコミ・通信・情報」(7.0%)
9位「その他(自由回答)」(7.0%)

Q.インターンシップの内容について教えてください。複数参加された方は、最も印象に残っているインターンシップについてお答えください(自由回答)

■「メーカー」

・「ITメーカーですね。自分が好きな業種でもありましたし、スキル・能力が凄いなと思いました」(38歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「既存の取引先である小売店へ営業を行ったり、新規の顧客を開拓したりといった取り組み」(41歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「全部署まわって、気になる部署を選択して体験できるインターンでした。データ処理を半日やったときは、さすがに目が回りました」(36歳男性/建設コンサルタント/メカトロ関連技術職)
・「産業機械の製造メーカーで、完成した製品の安全検査作業の補助、産業機械の組み立て作業の補助などをやらせてもらった」(49歳男性/電力・ガス・エネルギー/メカトロ関連技術職)
・「海外の日系の食品会社で研修を行い、工場での生産管理と、現地企業との商談や会社内でのイベントに参加をした」(33歳男性/教育/専門職関連)
・「子どもの頃から大好きだったメーカーのインターンシップを行えた。内部が知れて、夢のようだった。就職できなかったが一生の記念になった」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「電子回路の設計部門と生産管理部門。生産管理部門では多くの取引先の人達と関わっており、単に事務的なやり取りだけでなく、人間関係が重要なことを知ることができた」(42歳男性/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)
・「企業で実際に起こった事例をもとにしたグループワークや工場見学、社員との座談会など」(31歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「インターンシップで、グループワークというものをやりました。ミーティングのようなものですね。疑似的に会議の真似事をしました。情報共有やアイディアの提案、意思決定をする際の流れを学ぶことができました」(36歳男性/教育/公共サービス関連)
・「最初は見学などが主だったが、最後にはチーム課題プロジェクトなどまでやらせてもらった」(48歳男性/教育/専門サービス関連)

■「サービス・観光・アミューズメント」

・「ホテルでのドアボーイ。お客様を部屋までご案内します」(49歳男性/医療・福祉・介護サービス/その他・専業主婦等)
・「サービス業で、人との関わりをすごく考えていると思った」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「旅行業界の大手にインターンシップにいき、グループに分かれ旅行のプランを作成したりプレゼンを行い、いい結果を出して褒められた」(42歳男性/食品/営業関連)
・「サービス業の裏側で行われているDXの展開が、想像以上だった」(46歳男性/サービス/専門サービス関連)

■「総合・専門商社」

・「その企業の実務の体験、営業の様子や事務の手伝いなどもした」(41歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「大手商社のインターンシップに参加して、新しい教養を学べたことです」(40歳男性/総合商社/営業関連)
・「会社の案内が最初にあったが、倉庫内のでかさに驚いた。またオフィスもたくさんの人がいて、今までと全く違う世界に衝撃でした」(44歳男性/食品/事務・企画・経営関連)

■「IT・ソフトウェア」

・「他のインターン生と共同で、webサイトの構築」(48歳男性/その他/メカトロ関連技術職)
・「先輩社員のソフト開発チームに、一緒に参加」(45歳女性/通信関連/事務・企画・経営関連)
・「IT会社に入って、簡単なロジックを組んで動くデモ画面をチームで企画する内容だったので面白かった」(39歳男性/その他金融/クリエイティブ関連)
・「プログラム設計書に基づいてコーディングを実施し、単体テスト仕様書に基づいて単体テストを実施する」(43歳男性/教育/専門サービス関連)

■「金融」

・「金融関係のインターンシップです。お金のことは学校の授業では習わないので」(37歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「基本的には社員の方の書類作成などの補助でした。ただ、営業の方に、営業に同行させてもらったことが印象に残っております」(45歳男性/その他/専門職関連)
・「銀行業務で市場に関するデータを分析して、今後どのように企業を運営するといいか、アイデアを出すことをした」(40歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■「インフラ・エネルギー」

・「先輩が学生と仕事の違いをいろい教えてくれた」(39歳男性/その他メーカー/その他・専業主婦等)
・「営業や開発等の、実際の仕事現場の体験」(30歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「事務的な仕事から現場でのサービスまで、さまざま」(35歳男性/輸送用機器/販売・サービス関連)
・「業界セグメントの理解が深められる内容」(36歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)

■「百貨店・流通・小売」

・「接客業と事務作業のアシスタント」(31歳女性/設備工事/営業関連)
・「商品の流通と陳列システムや、商品の流れなどについて学んだ」(49歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
・「アパレル関係のインターンシップに参加し、マナー研修や店舗での検品や在庫管理、少しの時間お客様対応をしました」(42歳男性/ホテル・旅館/その他・専業主婦等)
・「インターンシップといえば聞こえはいいが、バイト代わりに使われた気がしてならない」(49歳男性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)

■「官公庁・公社・団体」

・「公共施設に来られた方の案内です」(46歳女性/ゲーム関連/クリエイティブ関連)
・「現場で、介護を実際に行った」(49歳男性/医療・福祉・介護サービス/公共サービス関連)
・「市役所で日常業務のお手伝いをさせてもらった」(37歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

■「マスコミ・通信・情報」

・「パソコン系のことをたくさん勉強した」(36歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「ブース営業のデモ体験、お客向け広告作成のプロセス参加など」(41歳男性/通信関連/営業関連)
・「映像関係の会社だったので、社員さんに同行してテレビ局内に入った」(30歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■「その他」

・「学校での教育実習」(48歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「保育園実習」(33歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「薬局の一連業務」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「ドクターのアシスタント」(45歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「ホテルの厨房で料理を作る」(30歳女性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「看護師体験で、朝から看護師さんについて回りながら患者さんのお世話の手伝いを行う」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「担当の先生から紹介された大学のOBの方に一日、データ・資料の説明。そして実際に研究を指導してくれ、最先端の研究が参考になった」(44歳男性/サービス/その他技術職)

■総評

調査の結果、マイナビニュース会員のうち、学生時にインターンシップに参加したことがある人は39.3%となった。

どれくらいの期間のインターンシップに参加したかについては、トップは「1週間以内」で34.0%を占めた。以下、2位「2〜3週間」(23.5%)、3位「1日」(16.5%)、4位「1カ月」(14.0%)、5位「2〜3カ月」(6.0%)と続く。おおよそ4分の3(74.0%)が「3週間以内」、9割近く(88.0%)が「1カ月以内」の期間となっている。

インターンシップに参加した時期は、「大学3年生」が38.0%で最多に。以下、2位「大学4年生」(23.5%)、3位「大学2年生」(14.0%)、4位「大学1年生」(12.0%)、5位「その他(自由回答)」(7.5%)、6位「大学院生」(5.0%)の順番となった。

インターンシップに参加した企業の業種を聞いた。結果は、1位「メーカー」(33.0%)、2位「サービス・観光・アミューズメント」(25.5%)、3位「総合・専門商社」「IT・ソフトウェア」(各14.0%)、5位「金融」(13.0%)までがトップ5となっている。

参加したインターンシップの内容や、最も印象に残っているエピソードなどを訊ねたところ、様々なコメントが寄せられた。

目立ったものとしては「見学」をはじめ、「接客」「工場作業の補助」「事務作業」「データ処理」「グループワーク」「企画立案」「営業に同行」「新規の顧客開拓」などがあった。いわゆる"お客さん"扱いから単純作業、事務作業の補助、あるいは現場の最前線への投入など多岐にわたる。この辺りは、学生を迎え入れる企業側の考え方次第、と言ったところだろうか。

今回のアンケートでは、「インターンシップ参加で貴重な経験ができた」と、多くの感謝の声が寄せられた。ただ一方で、一部には「バイト代わりに使われた」など、受け入れる企業に対して批判的な指摘もあった。

企業・学生の双方にとってインターンシップは就活における有効な制度であることは間違いないところ。ただ同時に、その運用に当たっては慎重さも求められる。今回は、そんな印象を抱かせるアンケート結果となった。

調査時期: 2021年9月13日
調査対象: マイナビニュース20~40代男女会員
調査数: 509人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません